弁護士前原雅也です。

先日、ベルコさんのシティホール藤塚(香川県高松市藤塚町3丁目19−24)で、セミナーを行う機会がありました。

「遺言ノススメ」と題して30分程度の短いお話をしました。タイトルは基本的に福沢諭吉のパクりです。大学時代に福翁自伝という福沢諭吉の自伝を読んだことがあるので、こうした所業もきっと許してもらえると信じています。

セミナーの内容は、その名のとおり、遺言書を書いておいた方がいいですよ、その方が遺族の方々も困りませんよ、といったものです。ちなみに、世間一般では「ゆいごん」と言いますが、法律の世界では「いごん」といいます。法律を学びはじめた頃には、その呼称に妙に偉ぶったプライドのようなものを感じて抵抗を覚えたのですが、今やその違いをうんちくのように語る程度にすっかり色に染まってしまっています。

遺言書のないまま相続が発生してしまうと、遺産分割協議をしなければならず、その過程で争いになることがあります。不動産が絡む場合とか、生前贈与がある場合とか、家庭内で介護がされていた場合とかには、紛争の火薬が潜んでいたりします。生命保険も問題になったりします。
遺言書を作っていたら、そんな争いが結構回避できたりします。ただ、遺留分というやつに注意する必要があります。注意していないと、結局紛争になる、という結果になってしまう可能性があります。

セミナーの内容は大体そんな感じです。終了後、相談時間を設けてはいなかったのですが、相談を希望される方が3組ぐらいいらっしゃったので、急遽法律相談セッションとなりました。相談料は頂いていませんが、セミナーを聞いて興味を持ってもらえたようなので、大変嬉しかったです。

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